【元資料厚生労働相『新しい社会的養護ビジョン(7/31案)】に目を通して思ったこと。
【元資料厚生労働相『新しい社会的養護ビジョン(7/31案)】
児童相談所を子どもの権利保障の拠点にするには、高い専門性を備えた人材の量的、質的確保が必須である。
→児童相談所の専門的人材育成や確保は急務。
一時保護の在り方。
一時保護から養育者の元に帰る子どもにとって一時保護された場所が家庭生活で虐待などの問題が再発した場合には助けを求める対象となるよう子どもが信頼感を持つことができるようなケアを提供できなくてはならない。
→現在の一時保護所の実態とはかけ離れた理想。具体的にどのように変えて行くのか。かなりの改善が必要となる。
一時保護里親の創設。
養育里親とは異なる専門性が求められ、原籍校への通学が望ましいため、できる限り校区単位に一時保護里親が登録されていることが望ましい。
→最後の2行、理想は高いけど非現実的に思える。数の確保が難しい。
児童福祉施設内においても、研修体制を整える必要がある。個人育成シートを作成し、施設長等と個別の育成面談を行い各自の目標を設定する。
まさに私が思っていた事。
その前段階の面談の必要性の記事を今朝書いたところ。
こんなものはね、当たり前のことなんです。
福祉業界は何で今までこれをやらなかった?
全てざっと目を通して思った事。
目指すべき理想の方向はかなり緻密に書かれていて、現実化するにはかなり難しい点も多そうだけど、ヒントにはなる。
専門的な人材をどれだけ確保できるのか、薄給で…。
優秀な人材が求められる。
まず必要なのは、国の予算と社会的認知。
社会的養護についてあまり知らない人が多い中での実現は難しい。
国を挙げての更なる社会への働きかけによる世間一般での問題意識の向上、
地域、社会全体で支えて行く国にならなければ、一部の関係者だけでは実現出来ない。